2020.01.16 / ワークショップレポート

【ワークショップ】 ものづくりが大好き!
小学6年生の女の子の作品(1)

工房織座では、明治時代の足踏み織機を用いた、ストールづくりワークショップを開催しています。

足踏み織機とは、足を動かすことで、シャトルがバッタんバッタンと走り、
織物が織られる、とてもレトロで希少性の高い織機です。
手で織る、手機織機よりも数段に早く織物を完成させることができます。

ワークショップを始めて、かれこれ4年経過しようとしており、
これまで、県内外の方、また海外の方まで、たくさんの方にストールづくりをしていただきました。
体験される方は、大人の方が多いのですが、
夏にさしかかると、小中学生の子たちの体験依頼もいただきます。

2017年8月、今回お申込みしてくださったのは、
地元の小学6年生のYちゃん。
ものづくりや、お洋服などに興味のある女の子です。
せっかくなので、ワークショップの過程をレポートさせていただきました。

■13時30分 「糸選び」■

Yちゃん、体験工房まで来ていただきました。
まず、最初にするのは糸選び。

壁面には、綿を中心に、シルクや麻、ウールなど、さまざまな糸が並べられています。
これらは、工房織座でものづくりするうえで発生する「残糸」。
選ぶ糸の素材は、自由。
全て麻でも、全てシルクで作ってもOK。

Yちゃんは、素材よりも、色を大事にしているようで、
気になる色糸を、インスピレーションでサクサク選んでいきます。

選んだ糸は、こちら。
ずらっと並べて、さらにイメージを固めていきます。
イメージする中でやっぱり必要の無い糸は、元に戻して、、別の色を追加して、、、を繰り返して、
つくるストールのイメージをさらに固めていきます。

ちなみに、このとき選んでいる糸は、「よこ糸」になります。
たて糸については、工房織座が事前に用意している、5種類から選ぶことができます。
Yちゃんは、生成りの細いシルクの糸を選んでいました。

他にも、黒や、麻など、異なる雰囲気のたて糸を用意してあります。
織物をするうえで、たて糸の準備というのが、いちばん大変といっても過言ではなく、
とても面倒で、神経の使う作業です。

工房織座のワークショップでは、より、自由なものづくりをしてもらいたいという思いから、
5種類の異なるたて糸を用意し、体験者がよこ糸を選んでいる時に、15分ほどで希望のたて糸に交換をします。

さらに、織る「目の粗さ」も3パターンから選べます。
細い糸を使ったさらっとしたストール、比較的太い糸を使ってボリュームのあるストール、、、
それらも、代表によりアドバイスや、過去サンプルを見ながら決定していきます。

Yちゃんは、目の細かいさらっとしたストールを作ります。

■13時45分 「デザイン」■

さて、これから「デザイン」にかかります。
まずは、サンプルのストールなどを巻いて、作りたい長さを検討します。
Yちゃんは、Yちゃんにとっては少し長めの170cmで決定。

ちなみに、ワークショップをレクチャーするのは、
工房織座の代表の武田です。↓
デザインなどは、他のスタッフによるアドバイスも出来ますので、どうぞお気軽に。

そして、ドキドキワクワク、デザインにとりかかります。
小さいころに遊んだ「塗り絵」と同じで、イメージしながら塗って、デザイン案を完成させていきます。

首に巻いたときにどのように見えるか、ということが重要かもしれません。
これまでの体験者は、両端を全く異なる色にして、アシンメトリーなデザインにされる方が多かったように思います。

あとは、首元にどのような色を持ってくるか・・・結構重要です。
肌がデリケートな方で、首回りにあたる場所に優しい素材の糸を選んだ方も過去いらっしゃいました。

サンプルを見たり、過去作られた方の作品集を見たりして、デザインを進められます。
慎重に考えられる方もいらっしゃれば、ものの3分くらいで、パパパ!と決める方もいらっしゃいます。

デザイン次第で作られるものも変わってきますので、納得いくまでデザインをしていただきたいです。

Yちゃんは、最初、じっと糸と図案を交互に見て考えていましたが、塗り絵を始めてからは早かったです。15分ほどで完了です。

■14時10分 「プログラム表の作成」■

さて、ウキウキワクワクのデザインはいったん終了。
次は、織りをするために必要な設計図、プログラム表の作成です。
まず、デザイン案にそれぞれのボーダー部分のサイズ(cm)を書いていきます。

デザイン案をもとに、プログラムの作成。
難しい作業になるので、代表が丁寧に説明をしながら、プログラム表を完成させていきます。

プログラム表に、今回使う糸を貼りつけます。
Yちゃんのデザイン案では、まず最初に織るのは紫の糸、5cm。

1cmに約14.4本の打ち込みが入る目の粗さですので、
5cm×14.4本=72本

・・・といった具合に、それぞれのボーダーごとに、打ち込み回数を計算していきます。
ボーダーの数が多いほど、計算が増えます。

さて、計算を黙々と進めていくと、プログラム表が完成します。
このプログラム表を見ると、1回目に○○の色を何本織る、
2回目に△△の色を何本織る、、、といった具合に、織るために必要な情報がすべてわかります。

それぞれの色糸ごとの必要なメーター数も算出できますので、
その後、色糸ごとに必要な糸量を巻き取り、準備します。
そして、足踏み織機でよこ糸を織るときに使う「シャトル」の中に入れる「木管」にそれぞれの色糸を巻いていきます。

これが少し時間がかかりますので、このときちょっと休憩。
巻き終えた時点で、開始から1時間30分ほど経過、
時刻は15時00頃でした。

さて、次は、メインイベントと言っても良い、
明治時代の足踏み織機による「織り」にかかります。

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