たて糸に描く、極太糸のランダムストライプ
たて糸に極太糸、そして、よこ糸には強撚の細い糸で織りなした、たて糸のストライプ模様がしっかりと浮き立つマフラーです。
3色のたて糸をランダムに配置し、くしゅっと無造作に巻いたときでも、細やかな縞模様や色のコントラストが自然に際立つよう設計されています。
工房織座では、このような太い糸をたて糸に使ったマフラーは、初めての試みでした。
一般的に、たて糸とよこ糸が織り重なって生地ができあがりますが、この織物はまるで織物らしからぬ、たて糸だけが極端に際立つユニークなデザイン。
カジュアルながらも細部にこだわり、個性的な仕上がりになっています。
年齢や性別を問わない
たて糸に極太の糸を使用しているため、繊細というよりも、ほどよい厚みとボリューム感があり、カジュアルな印象のマフラー。しっかりとした見た目ながらも、実は柔らかさを兼ね備え、しなやかにまとえるのが特徴です。
長さはフリンジ込みで155cmと、あえて短めに設計。一重巻きですっきり、二重巻きにすれば首元にほどよく収まり、使い勝手の良い仕上がりになっています。
実用性がありつつも、落ち着いたトーンのカラーでコーディネートしやすい一枚。 性別や年齢を問わず、幅広い方におすすめです。
柔らかさと快適な巻き心地
見た目にはしっかりとした厚みがありますが、実際にはやわらかく、巻き心地にもこだわって作られています。
よこ方向に伸縮性があるため、しなやかに首元にフィット。程よいボリューム感がありながら、軽やかにまとえるのも魅力です。
汗をかきやすい春から秋にかけての季節。このマフラーは、適度な厚みで汗をしっかり吸収し、夏場のベタつきを防ぎます。
見た目の美しさだけでなく、汗ばむ季節でも快適に使えるように・・・私たちは、その機能性にもこだわって仕立てました。
タオルマフラーのような機能性を求めて
※2024年秋、マフラーの試作段階
このマフラーを作ろうと思ったきっかけは、「タオルマフラーのように汗をしっかり吸収しつつ、肌触りの良いマフラーをおしゃれに作りたい」という思いからでした。
たて糸に極太糸を使い、よこ糸には細く強撚糸を織ることで、よこ糸が目立たずまるでニットのようなたてストライプ模様が描かれます。この独特の織りの表情は、私たちにとって新鮮で面白さを感じました。
たて糸の流れるようなしなやかさが体に自然と馴染み、使い心地も抜群。機能性とデザイン性を兼ね備えた、新しいマフラーがここに完成しました。