2020.05.12 / 今日のコラム

【コラム】工房織座「布マスク」をつくる 
2.なぜつくろうと思ったのか

 

工房織座「布マスク」をつくる
1.新しい織物への挑戦

 

 

 

工房織座にとって新しい織物の挑戦である「布マスク」づくりに取り掛かり、ファーストサンプルで期待できるものができたため、その興奮のまま文章を書き綴ってしまった前回。


あれからしばらくたち、試作を重ね重ね、そして5月2日から販売を開始しました。 
マスクのページ作りや母の日のイベントも重なり、続きを書けずじまいでしたが、この約1カ月の企画開発では、途中失敗があったり、出来にワクワクしたり、と短時間でいろいろあったので、記録としても書き残していきたいと思っています。



 

なぜ、すぐにマスクづくりに取り掛からなかったのか

これまで作ったことの無いアイテムだということ、そして、マフラーやストールとは異なり、ずっと口に当てつづけるアイテムだということ。
作るとしても、いい加減な気持ちではできない、という思いがありました。

例えば、もし、今ある生地(マフラー・ストール)を使って縫製した場合、通気性や柔らかさを重視している私たちの今ある生地ではマスクには適さない、とまず感じました。そして、基本的に無縫製のものづくりにこだわっているので、縫製で形作ったマスクを作るというのは工房織座のスタンスとしてちょっと違う、そんなふうに思っていました。

 

 

なぜ、マスクづくりに挑戦しとうと思ったのか


とうとう備蓄してあったマスクがごくわずかになってしまったので、市販の布マスクを購入することに。いろいろ使ってみたところ、マスクは様々だと実感しまました。自分に合うと思えるものもあれば、サイズが小さすぎたり、耳が痛いなど長時間だとしんどくなるものも。小学生になる私の息子に至っては、耳の後ろが擦れて痛がっていたり。

なので、市販の布を縫い合わせてマスクを作ろうとしたのですが、今度は「ゴム紐」が無い。

「ゴム紐が売っていないんだよね。。」
そんなぼやきを聞き逃さなかった社長が、数時間後に「ほい、これ」と渡してきたのが、自社の撚糸機で作ったゴム紐だったのです。

これが触った瞬間に柔らかい、耳に当ててみてもまるで触れてないみたいに気持ちいい。逆に柔らかすぎてマスクの重さを保つことができるのか、と心配になるほど、ソフトな肌触り。

「このゴム紐結構いいじゃん」、と話していたその数日後、
社長「布マスクを作る!」宣言をしたのです。

社長に布マスクを作ろうと思ったきっかけを聞くと、耳紐を自社で作れることが分かったことと、あともうひとつは町で布マスクが売ってあるのを目にしたこともきっかけだったそうです。
それは高価な布マスク、その時に自分でも作るとスイッチが入ったそうです。


 

最近チェックした商品

TOP
再入荷メールを受け取る この商品の再入荷の際にメールをお送りします。利用可能なメールアドレスを以下に入力してください。
Email 入力いただいたメールアドレスは再入荷の通知以外の目的で利用しません。